「帰国後は留学経験を活かして就活したいけど、何から始めたらいいの?」
「留学経験をアピールして就活を始めるにはどうしたらいいの?」
と、就職活動において留学経験をどのように活かせばよいか、悩みますよね。
実は、留学の目的を明確にしておくことなどのポイントを抑えておけば、就職活動はスムーズに始められて内定もゲットできます。
この記事は、留学経験を就活でどのように活かすのか、ポイントを分かりやすく説明します。
留学経験を最大限に活かして就職活動をしたい方、必見です!
はじめに
留学経験を最大限に活かして就職活動をしたい方は、
- 留学中に就職活動を始めておくこと
- 帰国後は1日も早く就職活動を始めること
が大切です。
以下に詳しく説明していきます。
留学経験を活かすために早めの行動がおすすめ
就職活動は早めに始めることをおすすめします。
帰国してからではなく、留学中から始めるのがおすすめです。
その理由は、2点あります。
理由1、職務経歴書を推敲できるから
就職活動における最初の選考は、職務経歴書になります。
採用担当者に好印象をもってもらえないと選考から落とされるため、職務経歴書はじっくり考えて推敲することが大切です。
そのため早めに就職活動を始めましょう。
理由2、留学中でも就職活動を始められるから
留学中に就職活動をはじめたら、帰国後すぐに働きはじめることも可能です。
オンライン面談を実施している企業も増えているため、早めに就職活動を始めましょう。
帰国後の就職例
留学経験者の就職先はどこが多いか、ご存知ですか?
大半の方が日々の業務で外国語を使う企業や行政機関を選んでます。
以下に就職先をご紹介するので、帰国後の就職先をイメージする参考にしてください。
留学を就職活動に活かすには?
留学経験を活かして就職活動を行うためのポイントを3点ご紹介します。
留学中は帰国後の目標に向かって行動する
- どのような仕事に就きたいのか?
- どのような企業で働きたいのか?
- どのような自分になっていたいか?
といった帰国後の目標を定めてから留学に行くことをおすすめします。
なぜなら目標を定めずに留学に行くと、留学期間を漠然と過ごしてしまい、ただ留学に行ってきただけ…ということになりかねないからです。
留学はあくまでも目標達成に向けた手段の一つのため、帰国後の目標を考えてから留学しましょう。
留学中に就職活動するのがカギ
留学期間中に就職活動をしておくことで、帰国後すぐに就職することも夢ではありません。
最近では、オンラインで面接を済ませる企業も増えているため、留学期間中でも就職活動を行うことが容易になりました。
帰国してから求人を探して、企業分析をして、職務経歴書を書き始めて、面談…となると、就業開始までタイムロスとなるため留学中に就職活動をしておきましょう。
帰国後まだ就活していない人は早めに行動しよう
留学中に就職活動できなかった方は、帰国後は早めに就職活動を開始しましょう。
その理由を以下にご紹介します。
- 希望する企業の募集タイミングを逃さないようするため
- 企業分析や職務経歴書などを作成するのに一定の時間を要するため
- 帰国後の空白時間が長いと、留学経験が自己アピールの材料としての説得力に欠けるため
帰国する2ヶ月前からやるべきこと
帰国前から就職活動に向けて準備しておくことが大切です。
ここでは、準備しておくべきことを3点ご紹介します。
日本の就職活動の情報をキャッチしておく
帰国前から日本の就職活動の情報はキャッチしておくことが大切です。
「就職は情報戦」と言われるように、必要な情報を取りこぼすことなくキャッチしておくことが大切です。
例えば、企業の募集締め切り期日までにエントリーしておかないと、選考の土台にすら立てません。
また、企業の希望の求める人材像にマッチした職務経歴書を作成できないと、企業からの内定を得ることは難しくなります。
帰国後に情報を収集するのではなく、留学中から情報は収集しておきましょう。
日々の経験をノートなど紙に残しておく
留学中の日々の出来事からの学びなどは、忘れないようにノートなどの紙に残しておくようにしましょう。
なぜなら日々の失敗や気づきなどの経験を自己アピールとつなげることができたら、採用担当者に好印象を与えることができるからです。
例えば、日本人特有の「言わなくてもわかるだろう」という感覚から、留学時に人間関係でトラブルが発生した場合。
この経験から、意思はしっかりと伝えなければいけないということを学び、そのトラブルをどのように克服していったのかまでを日記に残しておきましょう。
今回の例であれば、「この経験を通して私には海外の人と良好な関係を構築できる対人折衝力がある」と面談時に説明すれば、面接官に好印象を与えることができるでしょう。
自己分析をしておく
帰国前に自己分析を行っておくことも大切です。
例えば、自分の価値観と将来のキャリアについて考えておくようにしましょう。
それらの自己分析は、企業選びや職務経歴書、面接時に活用できるからです。
自分の価値観
留学で海外の価値観を知り、今まで自分の価値観を知ることがあります。
自分の価値観と合う仕事なら、ネガティブなことがおきてもポジティブなエネルギーに変換して働くことができるため、帰国前に自分の価値観を振り返っておくことをおすすめします。
例えば価値観とは、
- 何のために仕事をするのか?(お金のため?社会貢献のため?)
- 何にやりがいを感じるのか?(人に感謝されること?自分の好きな仕事をすること?)
- 何を達成したいのか?(昇進したい?しっかり稼いで早期リタイヤしたい?)
価値観が明確になっていると数ある求人の中から企業を絞り込むときにも便利なので、価値観の見直しはおすすめです!
将来のキャリアについて
将来のキャリアについても、帰国前に考えておくことをおすすめします。
長期目標・中間目標でどんな仕事をしていきたいか計画を立てて、そのためにどのようなスキルや経験が必要か考えます。
例えば、以下のようなポイントでキャリアを考えてください。
- どのような仕事をしていきたいか?
- 何の専門家になっていきたいか?
- 会社の成長に合わせて何ができるのか?
- 目標達成に必要なスキルや経験は何か?
- どのようなポジションで活躍していきたいか?
面接官に将来のキャリアについて聞かれた時の回答は、具体的かつ現実的であり、同時にその会社やポジションに対する興味や熱意を示すものであるべきです。
現実的かつ柔軟な姿勢で、自分の目標に向かって進む姿勢を見せましょう。
留学経験や資格やスキルの活かし方をしっかりと考える
留学経験や資格やスキルを、今後どのように活かしていくのかも考えてくことも大切です。
活かし方によって、希望企業などから面接時の受け答え方法が変わってくるからです。
例えば、語学力が伸びたので帰国後も仕事で活かしたい場合。
語学力を活かしたいだけなら、日本に住みつつメールやチャットだけで海外とやりとりをするコールセンターのような仕事があります。
どのように活かしたいのかによって、就職活動の内容が変わってくるので、スキルの活かし方を考えておきましょう。
帰国後にやっておくべきこと
次に効率的に就職活動を行うために帰国後にやっておくべきことを説明します。
英語力は数字としてスコアを残しておく
日本の企業の多くは、語学力をチェックするのにTOEICやTOEFLのスコアを参考にしています。
中でもTOEICのスコアが高得点=語学スキルが高いと判断する企業が多いので、TOEICを受験してスコアを残しておきましょう。
英語漬けの生活を送っている留学時の受験をおすすめしますが、帰国直後であれば英語スキルは維持できているので、できるだけ早く受験するようにしましょう。
帰国後、就活がまだの人は早めに動こう!
日本への帰国後は、早めに就職活動を始めましょう。
なぜなら帰国してから就活開始まで時間が長いと留学経験が古い情報となり、自己アピールに使用できなくなります。
また帰国後の空白期間について質問される場合もあるのでその質問に対しての準備もしておく手間が発生します。
希望する企業の募集を逃してしまう可能性もあるため、帰国したら早めに就職活動を始めましょう!
職務経歴書について
留学経験を職務経歴書に記載する場合のポイントを2点、説明します。
留学経験を自己PRや志望動機に結びつける
職経歴書に留学経験を書く場合には、自己アピールや志望動機に結び付けることがポイントです。
- なぜ留学に行ったのか
- 留学時にどのような挫折があったのか
- どのように克服したのか
- 苦労した点、工夫した点
など、留学中の具体的なエピソードを箇条書きで書き出します。
そして、その一連の出来事はどのような「仕事スキル」を使って克服したかを考えておくと、説得力のある自己アピールや志望動機が書きやすくなります。
仕事スキルとは、例えばコミュニケーション力、課題発見力など仕事を遂行するために必要なスキルのことです。
留学時の経験をスキルにまで落とし込んで、説得力のある自己Pアピールを作成しましょう!
早めに準備しておくのがおすすめ
職務経歴書はこれまでの経験や身に着けたスキルなどをまとめた書類で、企業へ応募する際の一番最初に提出する書類です。
この書類の記載内容が企業が求める募集要件とマッチしていないと面接に進むことができません。
そのためしっかりと企業を分析して、採用担当者の目にとまる職務経歴書に仕上げる必要があります。
時間をかけてしっかりと考えられるように早めに準備しておくようにしましょう。
面接対策
職務経歴書が通過したら次は面接となります。
面接に向けて以下を準備しておきましょう。
英語力はそんなにアピールしなくて良い
「留学を経験しているのだから、英語力をアピールしなくてはいけない」と思っていませんか?
実は英語力のアピールは必須ではありません。その理由を3点、ご説明しましょう。
面接官は留学=英語を話せて当たり前と考えている
面接官は、「留学しているので英語はもちろん話せるだろう」と考えています。
そのため英語力のアピールは面接では必要はありません。
履歴書や職務経歴書にTOIEC点数などをみて判断している
履歴書や職務経歴書には資格を記載する項目があり、面接前にその項目を事前に確認しています。
英語力がある人なら、面接でも英語力をアピールしたくなるかもしれませんが、履歴書や職務経歴書に記載したなら面接では「自己PR」をメインでプレゼンしましょう。
自己PRの方が大事
面接官は、「この人を採用したら、どのように企業に貢献してくれるのか」というところを見ています。
そのため、自分の得意なところと、どのように貢献できるかを自己PRしましょう。
例えば、「行動力があるところが自分の強みです。その強みを活かして御社で〇〇に貢献したいと思っています」とプレゼンできれば説得力が増して、内定を得られる可能性が高まります。
職務能力について
留学期間を「空白のキャリア」として、ネガティブに考える企業があります。
空白のキャリアとは、退職してから次の退職までの期間のことを指し、この期間が長いほど就職活動では不利になると言われています。
しかし、空白期間ではなく目的をもって留学に行ったこと、その間に学んだスキルや知識を説明できれば、プラスに変えることができます。
なぜならこれらのスキルや知識は「職務遂行能力」として、採用担当者にアピールできるからです。
職務遂行能力とは、様々なスキルや知識をつかって与えられた業務を最後までやり遂げる能力のことで、どの企業もこの能力をもっている人材採用を重視しているため、留学経験を通して学んだスキルや知識をアピールできるよう整理しておくことをおすすめします。
留学の経験を話せるようにしておく
企業は、留学経験を重要視するのではなく、留学を通してどのような経験をしたかを見ています。
留学時に遭遇した困難に対しての乗り越え方やバイタリティが社風に合っているのかで採用可否が決まるため、以下のような質問に答えられるように準備しましょう。
- 何に挑戦したのか
- どのような困難があったのか
- どのようなやり方で乗り越えたか
できるなら、これらの経験はオリジナリティ溢れるもので説明しましょう。
価値観の多様化により企業は独創性の高い人材を求める傾向にあるため、自分独自の経験を説明できると、面接官に好印象を与えることができます。
留学理由を具体的に話せるようにしておく
上記で説明したように留学期間は「空白のキャリア」を見られる場合があります。
- どのような目的で留学にいったのか、
- なぜ目的達成のためには留学に行く必要があったのか(理由)
を具体的に説明できるように準備しましょう。
伝える能力を身につけておく
どんなに説得力のある自己PRを準備していても、伝える能力がないと面接官に好印象を与えられません。
そのため伝える能力(プレゼンテーション能力)を身につけておきましょう。
書店でもプレゼンテーション能力を高める本は数多くあるため、面接前には一読しておくことをおすすめします。
まとめ
就職活動では、留学に行っただけでは自己アピールになりません。
そこでこの記事では、留学経験を活かした就職活動のためにはどのような事前準備が必要か、職務経歴書に記載する内容や面接時のポイントについても説明しました。
留学時の課題への克服方法、そこからの学びをしっかりと整理して、職務経歴書や面接でアピールすることが大切です。また早めに就職活動を開始することも大切です。留学中の方は帰国前から就職活動を始めましょう。
留学アフターキャリアでは留学期間中でも求人を紹介可能です。
個別サポートさせていただくので、お気軽にLINE登録してください。